Next: 7.1 パスの表現
Up: ソフトウェア第三 講義資料 行列,リスト操作,グラフ,探索表現
Previous: 6.5 隣接点リスト集合への変換
現在の状態からある状態へたどり着くという問題を解くということを考える.
この場合,その問題はいくつかの状態が存在し,状態間で状態遷移があるとい
う形で問題空間を捉えることができ,グラフでその問題空間を表現することが
できるようになる.問題を解くということは,その最初の状態からゴール
の状態へたどり着く道を見つけるということに帰着される.
図7のようなグラフにおいて,始点(たとえばS)からはじめて,
二度と同じ点を通らずに,目標頂点(たとえばF)までの道をひとつ返すという問
題を考える.
ある点においてそれに隣接する点が複数あり,そのどの点から調べ
てゆくかという探索方法は複数考えることができる.この探索方法が違えば,
結果として得られた目標点までの道が変わってくる可能性がでてくる.
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日