Next: 7.1 インタフェース修飾子
Up: ソフトウェア第三 講義資料 Java入門,宣言,インタフェース,パッケージ,スレッド
Previous: 6.3 コンストラクタの呼び出し
Javaのクラスは,処理系の効率を優先して単一継承(single inheritance)
であるが,多重継承(multiple inheritance)のように異なるクラスの
特長を継承するような機能を実現するために,インスタンスを作れない
クラスのようなものを宣言するためのインタフェース宣言が可能である.
インタフェース宣言では,変数はもたず,定数の定義やメソッドの宣言を行う.
クラスがそのインタフェース機能を継承する際には,スーパクラス宣言を
行うextendsの代わりに,implementsを用いる.
extendsはひとつのクラスしか示せないが,implementsには複数の
インタフェースをカンマで区切って宣言できる.
インタフェースを継承することを実装(implement)するという.
インタフェースの中のメソッド宣言は,宣言だけで,メソッドの実体の定義はそ
れを実装しているクラスで行う.そのメソッド定義にはpublicをつけ
る.
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日