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8.3 基本データ型とそのラッパークラス

byte, float, booleanなどクラスとして定義されていないデータは 基本データ型と呼ばれる. これらの基本データ型が Objectクラスを継承するようにするために,それぞれの型に対応した クラスが用意されている.そのクラスはラッパークラスと呼ぶ.
図 1: ラッパークラス
\includegraphics[width=8cm]{/home/inaba/eps/lecture/fig/WrapperClass.eps}
Integerオブジェクトは,Stringオブジェクトを与えて作る ことも,要素型であるint型変数を与えても作ることもできる. Integerオブジェクトoから,要素型のintを作るには, o.intValue()メソッドとし,Stringオブジェクトを作るには, String.valueOf(o)とする. int型変数iから,Integerオブジェクトを作るには,new Integer(i)) とし,Stringオブジェクトを作るには,String.valueOf(i)とする. Stringオブジェクトsから,要素型のintを作るには, Integer.parseInt(s)とし,Integerオブジェクトを作るには, new Integer(s)とする.

generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日