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7.1 ポイントの位置に関する関数

Emacsが編集を加える対象としている位置をポイントと言う. 対話的に利用しているときには,カーソルが存在している場所のアドレスになる. insertなどバッファを変更する多くの関数はポイント位置に作用する. ポイントを移動するコマンドはキーに割り付けられているものが多い.



表 3: ポイント操作コマンド
ポイント移動コマンド
(forward-char) 文字単位で次へ移動 C-f
(forward-word) 単語単位で次へ移動 ALT-right
(forward-line num) 次の行へ進める
(forward-sexp) 次のS式へ進める ESC C-f
(backward-char) 文字単位で前へ移動 C-b
(backward-word) 単語単位で前へ移動 ALT-left
(backward-sexp) 前のS式へ進める ESC C-b
(goto-char ポイント値) ポイント値へ移動する
(goto-line 行番号) 行へ移動する ESC g
(move-to-window-line 行番号) ウィンドウ内の行へ移動する
(beginning-of-line)
(end-of-line)
(move-to-column col flag)





ポイント操作関数
(bobp), (eobp) ポイントがバッファの先頭,末尾にあるかどうか判定
(bolp), (eolp) ポイントが行の先頭,末尾にあるかどうか判定
(point) ポイント値を返す
(mark) マークのポイント値を返す
(point-min) バッファの先頭のポイント値を返す
(point-max) バッファの末尾のポイント値を返す
(current-column)
(save-excursion form) formの評価後にポイント,マーク,現バッファを復帰



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