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プログラムの中ではいろいろなエラーが発生する場合がある.
それは,すべてのエラーが起こりうる可能性をあらかじめ調べつくして
おくということが困難な場合や,事前に調べるようなコードを入れて
おくとプログラムが煩雑になったりするために,エラーが起こってから
処置をするという具合にせざるを得ない形になる.
そのため,Javaでは,そういったエラーをきれいに扱うための
例外(exception)をクラスとして定義している.
Javaでは,
異常なエラー状態を検出したメソッドは,例外をスロー(throw)する.
例外は,呼び出しスタック上のコードによってキャッチする.
メソッドを呼び出しているコードは,そのスローされた例外を処理して実行を続
けることができる.例外がキャッチされないと実行中のスレッドは終了する.
例外は,オブジェクトで,型,メソッド,データを伴うことができ,かつ,
スローされるオブジェクトとなるように
クラスThrowableやそのサブクラスのExceptionクラスを
拡張した形で定義される形となっている.
例外型の作成は,以下のように行う.
public class NoSuchAttributeException
extends Exception {
public String attrName;
public NoSuchAttributeException(String name) {
super("No attribugte named \"" +
name + "\" found ");
attrName = name;
}
}
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日