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Javaのappletパッケージを用いると,appletviewerを用いて
絵を表示したり,Webブラウザを用いて絵を表示できるようになる.
Appletクラスを継承し,その中にpaintメソッドを書いておくと,
絵が表示される.
Appletを継承したクラスのメソッドとして,
init(ロード時に実行される処理の記述),start(開始時に実行される処理の記述),
stop(そのページを離れるときに実行する処理の記述),paint(実際の描画を行う
処理の記述),destroy(ブラウザを終了させる時に実行する仕事の記述)
などを定義するとそれぞれの処理がそのイベントが起こったときに実行される
仕組みになっている.
上のCarと同様の絵を表示する場合に,
Appletパッケージを利用すると次のようになる.
// AppletCar.java
//<APPLET code="AppletCar.class" width=220 height=120>
// </APPLET>
import java.awt.*;
import java.applet.*;
public class AppletCar extends Applet
{
public void paint(Graphics g)
{
g.clearRect(0,20,400,100);
g.drawRect(50,60,150,30);
g.drawOval(80,90,20,20);
g.drawOval(150,90,20,20);
g.drawLine(80,60,120,30);
g.drawLine(120,30,170,30);
g.drawLine(170,30,190,60);
g.drawString("Hello",120,80);
}
}
これをコンパイルし,
次のように,appletとしてtest.htmlファイルの中に記述しておき,
<APPLET code="AppletCar.class" width=220 height=120>
</APPLET>
appletviewerによって,
% appletviewer test.html
実行すると,
次のような絵が表示される.
AppletCar.javaのコメントにhtmlに記述するタグと同じものを
コメント文のところに入れてあれば,
appletviewer AppletCar.java
としても同様に表示が可能となる.
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日