next up previous
Next: 3.3.3 オブジェクト間通信のためのメンバ関数 Up: 3.3 オブジェクト間通信 Previous: 3.3.1 オブジェクト間通信の概要

3.3.2 CONNECT.CFGとサービス名

オブジェクト間通信を行うには,AIBOのシステムに対して,どのサブジェクト がどのオブザーバと通信するのかを指定する必要があり,この対応関係を示す ために,CONNECT.CFGという設定ファイルを記述する. CONNECT.CFGの書式は次の通りである.オブジェクト間通信を行うサブジェクトと オブザーバが複数ある場合,改行によって対応関係をいくつでも記述できる.

[CONNECT.CFGの書式]

サブジェクトのサービス名 対応するオブザーバのサービス名
サービス名は,サブジェクトやオブザーバを識別するための名前で,次のように ピリオドで区切った書式で命名する.

[サービス名の書式]

オブジェクト名.サブネーム.データ名.サービスのタイプ
オブジェクト名は通常サブジェクトやオブザーバを含むオブジェクトの名前で, サブネームがサブジェクトやオブザーバに固有の名前になる.データ名は任意 で,どんなタイプのデータを送受信するのかがわかるように付ける.サービス のタイプは,サブジェクトの場合はSに,オブザーバの場合はOになる. CONNECT.CFGは,OBJECT.CFGと同じディレクトリにMS/OPEN-R/MW/CONFに置く.

[CONNECT.CFGの例]

SampleSubject.SendString.char.S SampleObserver.ReceiveString.
char.O
上記の例では,オブジェクトSampleSubjectのサブジェクトSendStringがオブジ ェクトSampleObserverのオブザーバReceiveStringと通信することを示している.

generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月6日