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3.3.1 オブジェクト間通信の概要

オブジェクト間通信を使うと,AIBO上で動作するアプリケーションを複数のオ ブジェクトに分割し,互いにメッセージやデータをやり取りすることで協調し て1つのアプリケーションとして動作させることができる.複数のオブジェク トに役割を分けると,それぞれのオブジェクトを独立に開発でき,開発効率を 上げることができる.
図 6: オブジェクト間通信
\includegraphics[width=8.0cm]{/home/inaba/eps/lecture/ObjComm.eps}  
OPEN-Rのオブジェクト間通信は,図6のように各オブジェ クトに含まれる「サブジェクト」と「オブザーバ」によって行われる. サブジェクトは他のオブジェクトにデータを送信するというサービスを 提供する.オブザーバは他のオブジェクトから送られたデータを受け取 るというサービスを提供する.オブサーバがサブジェクトからデータを受け取 る前には,予め通知をしなければならない.サブジェクトはその通知を受けて オブザーバにデータを送信する.データを受け取ったオブザーバは,必要であ れば,さらにデータを送るようにサブジェクトに通知する.また,1つのサブ ジェクトが複数のオブザーバにデータを送ったり,複数のサブジェクトが1つ のオブザーバにデータを送ったりすることもできる.

generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月6日