4.3.2 サンプルプログラムの実行

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4.3.2 サンプルプログラムの実行

とりあず動かしてみよう

コンパイル
```
$ cd realtime
$ make
```
サンプル１（usleepを使う方法）
```
$./sound1 3c d e2 c d e2 g e d c d e d2
```
サンプル２（gettimeofday による busywait)
```
$./sound2 3c d e2 c d e2 g e d c d e d2
```
プログラム実行中に tar -tvjf /usr/src/linux-2.4.18.tar.bz2　としてCPUに負荷を掛けてみよ
サンプル３（rtモジュールを利用する方法）
```
$ insmod sound_module1.o
```
サンプルプログラムと同様にCPUに負荷を掛けてみよ

各サンプルプログラムは周期制御の実装法が異なる．それぞれの実装法を以下に説明する．

サンプル1 usleep関数を使う場合
- usleep関数によりタスクの管理をカーネルに任せる
- 非リアルタイムLinuxでのタスク管理の精度は10msec程度
- 音程を出す程度の精度がない．
サンプル2 getimeofday関数を使いbusywait する場合
- while文の中で毎ループ時刻を取得する
- 指定した時刻になるまでループを繰り返す
- gettimeofday関数はusec単位の時刻の取得が可能
- 他にCPU資源を利用するプロセスがなければ精度よくスピーカを制御できる
- 他に重いプロセスが存在しシステムの負荷が高くなると音程がずれる
サンプル3 rtモジュールを使う場合
- RT-Linuxのモジュールとして周期を制御する
- システムの負荷が高くとも音程はずれない

generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月6日