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問題解決において,状態空間をグラフとしてあらかじめ与えることが
できるならば,単なる探索手続きを実行すればよいわけですが,
その状態空間をグラフとして記述して与えるのではなく,
ある状態からある状態へ遷移する手続きを与える形で
状態空間を間接的に表現できれば,より現実的な
問題解決に適用できることになります.
たとえば,上に上げた積木の問題において,積み木が4つ,5つ,というよう
に数が異なれば,*blocks-graph*に状態空間となるグラフをあらかじめ作って
与えることが必要となる方法でした.
しかし,そのようなグラフを積木の数が異なる場合にすべて記述しつくして
おいて問題を解くのはそれほどうれしいものではありません.
そこで,グラフ全体を与えずとも探索する手法が必要となります.
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月6日