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作業空間軌道を考える場合に,マニピュレータが外界と衝突しないような軌道
を考える必要がある.マニピュレータが環境と衝突するかしないかを考えるに
はマニピュレータ自体の形状をモデル化する必要がある.ロボットの立体形状
モデリングには,用途と計算方法によっていくつかの方法がある.代表的なも
のは,立体表現(Constructive Solid Geometry,CSG),境界表現(Boundary
Representation,B-rep),ボクセル(Voxel)表現,オクトツリー(Oct tree)表
現などがある.
図8のように,各リンクの形状と関節の座標系を計算
機の中でモデル化し,環境の中の操作対象物や障害物の配置と形状がわかれば
衝突回避運動軌道を計算により求めることができるようになる.各リンク
の座標系は,各リンク
が座標系
の
軸回りに回転するようにジョイント
が定義されているため,座標
系
に重ねる.これによって,ジョイント
を角度
だけ回転させる場合には,リンク立体をその基準座標系
軸
回りに回転させるだけでよくなる.
図 9:
リンク4の立体モデル作成とロボットリンク全体
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generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日