Next: 5.5 両眼立体視のカメラキャリブレーション
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画像間の幾何関係を┘團檗璽藉ー燭箸いΑタA HREF="node25.html#epipolar-geometry">16のよ
うに,2つのカメラとそれぞれの撮像面に対して,それぞれのカメラ中心を他
方の撮像面に投影した点を┘團檗璽epipole)と呼び,撮像面上で注
視対象点の投影点とエピポールを通る直線を┘團檗璽蘋epipolar
line)と呼ぶ.2つのカメラ中心と注視対象点を通る面を┘團檗璽虧
(epipolar plane)と呼ぶ.両眼立体視において,注視対象を決めた時に,注視
対象の対応点を探す処理は,他方の投影面上のエピポーラ線上を1次元探索
することになる.
注目する点の2つのカメラ座標系での座標を
,
とし,2つの投影面への投影点を
,
とすると,
2つのカメラ中心からの対象点までのベクトル
と
が
エピポーラ面上にあることから,それらの外積は0になる.
2つのカメラ座標系間の回転と並進を
,
で表すと,
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(56) |
一般に,ベクトル
との外積は,
3x3の歪対称行列
![$\displaystyle [{x \times}] =
\left[
\begin{array}{ccc}
0 & -x_3 & x_2 \\
x_3 & 0 & -x_1 \\
-x_2 & x_1 & 0 \\
\end{array}\right]$](img369.png) |
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(57) |
の掛け算になり,エピポーラ面に載る条件は,
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![$\displaystyle =
{x_1}^T [{t_{12} \times}] ({\rm R_{12}} {x_2} + {t_{12}}) =
{x_1}^T {\rm E} {x_2} = 0$](img371.png) |
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(58) |
となる.
この方程式は,┘團檗璽虔cコepipolar equation) と呼ば
れる.行列
は靄楾堽
(E行列,essential matrix)と呼ぶ.デジタル画像座標系での座標
と
が与えられた時,
,
より,
とおけば,
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(59) |
となる.この行列
は霑湛堽F行列, fundamental matrix)と呼ばれる.
2つのカメラ座標系の配置が決まれば,これらの基本行列または基礎行列が決まり,
エピポールの場所も一意に定まる.そして,注視点が与えられれば,その
投影点に対応するエピポーラ線も求めることができる.
generated through LaTeX2HTML. M.Inaba 平成18年5月7日