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図22に紐を掴んだあとの操作を示す.紐の把握が成功して
いるかどうかを確認するために,指を閉じたあとハンドの位置を少しずらす
(SWEEP).以前存在していた場所に紐がなく,ハンドのグラスプ・ポイントの
近傍で指の方向に紐が存在することを視覚により検査する.
次に,紐を認識しやすいようにハンドを回転する(ROLL)・回転されたハンドの
位置・姿勢情報をもとにグラスプ・ポイントから紐の端点までのベクトル
を視覚により計測する.得られた
を用いて,りんぐへのアプローチ・
ポイントの修正を行う.ハンドの目標位置・姿勢は以下のように決まる.ハン
ド座標系における
は,ハンド座標系
を用いて
となる.リング座標系
に対す
るアプローチ点の座標系を
とすると,目標ハンド座標系
をここでは,
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としている.ただし,
はベクトル
の平行移動を行う変換行列で
ある.
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